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マンションのリフォーム・リノベーション工事では、物件の広さや間取り、またどこをどの程度改装するかなどの条件によって大きく費用に開きがありますが、大まかな費用相場や総工費は下記のようになることが多いようです。

  • 平均的な費用相場【35万〜70万円/坪】
  • 15坪(2LDK+WIC)なら…【550万〜1100万円】
  • 20坪(3LDK+WIC)なら…【700万〜1400万円】

この記事では、マンションのリノベーション・リフォームの費用にはどんな工事の費用がどれだけ含まれているかをご紹介します。

マンションのリノベーションで必要な工事など、10項目の費用相場・内訳

① 仮設工事…総工費の1〜1.5%

  • 総工費500万円なら【5万〜5万円程度】
  • 総工費1000万円なら【10万〜15万円程度】
  • 総工費1500万円なら【15万〜5万円程度】

仮設工事費用にはマンションの共用部と室内の養生や引き渡し前のクリーニング(美装や竣工清掃工事などとも言われる)の費用が含まれます。

② 解体工事…総工費の5〜7%

  • 総工費500万円なら【25万〜35万円程度】
  • 総工費1000万円なら【50万〜70万円程度】
  • 総工費1500万円なら【75万〜105万円程度】

解体工事費用にはバス・トイレ・洗面台などの解体・撤去費用が含まれます。間取りの変更を伴う場合、間仕切り壁の解体・撤去もこの項目に含まれ、費用が高くなることもあります。

③ 設備工事…総工費の30〜40%

  • 総工費500万円なら【150万〜200万円程度】
  • 総工費1000万円なら【300万〜400万円程度】
  • 総工費1500万円なら【450万〜600万円程度】

設備工事費にはシステムキッチン、ユニットバス、トイレなどの設備の本体価格と取り付け工事の費用、また給排水設備などの交換・接続費用などがここに含まれます。

キッチンやシステムバスなどの設備はグレードごとの価格帯の幅が広いため、施主の選択肢によって費用にかなり差が出る費用項目です。

④ 造作工事(木工事)…総工費の20〜30%

  • 総工費500万円なら【100万〜150万円程度】
  • 総工費1000万円なら【200万〜300万円程度】
  • 総工費1500万円なら【300万〜450万円程度】

造作工事費には主にフローリング工事、間取り変更に際して新しく間仕切りを作る工事、キッチンカウンターやクローゼット内の棚板の設置などの工事費が含まれます。

フローリングを高品質なものにする場合、または間取りの変更による間仕切りの追加箇所(目安としては1カ所あたり30〜50万円ほど)が多ければこの工事の費用はかなり高額になることもあります。

さらに、築年数が長い物件をスケルトンリフォームする場合など、直床を二重床に変更する工事や天井の化粧材を張り替える工事などが必要なら、この工事費用はより高額になります。

⑤ 建具工事…総工費の10〜13%

  • 総工費500万円なら【50万〜65万円程度】
  • 総工費1000万円なら【100万〜130万円程度】
  • 総工費1500万円なら【150万〜195万円程度】

建具工事費には開口部やクローゼットのドアの設置にかかる費用です。窓は共用部になるため基本的にリフォームやリノベーションでは変更できませんが、内窓を設置する場合などはこの費用がやや高額になることもあります。

⑥ 家具工事…総工費の3〜5%

  • 総工費500万円なら【15万〜25万円程度】
  • 総工費1000万円なら【30万〜50万円程度】
  • 総工費1500万円なら【45万〜75万円程度】

家具工事費には、キッチンの吊り戸棚やウォークインクローゼット内の棚など、収納に関する工事費用が含まれます。

ただし、造作工事と家具工事を分けると人件費などが高くなってしまうので、家具工事も大工さんにお願いする場合もあります。その場合の見積書には家具工事の項目はありません。

⑦ 内装工事…総工費の5〜10%

  • 総工費500万円なら【25万〜50万円程度】
  • 総工費1000万円なら【50万〜100万円程度】
  • 総工費1500万円なら【75万〜150万円程度】

内装工事費にクロス、クッションフロア、カーペットの敷き込みなどの費用が含まれます。

タイルや漆喰、珪藻土など左官工事による工事が多ければ内装工事費用は高くなります。左官工事と項目が分けられることもあります。

⑧ 電気工事…総工費の5〜7%

  • 総工費500万円なら【25万〜35万円程度】
  • 総工費1000万円なら【50万〜70万円程度】
  • 総工費1500万円なら【75万〜105万円程度】

電気工事費には、分電盤の設置、照明器具のスイッチ、コンセントなどの取り付け工事などの費用が含まれます。

基本的に高額になることのない工事ですが、築年数が古く単相2線式で200vの家電が使えない物件だと、単相3線式に変更するのに費用が加算されることがあります。

⑨ 雑工事…総工費の3〜5%

  • 総工費500万円なら【15万〜25万円程度】
  • 総工費1000万円なら【30万〜50万円程度】
  • 総工費1500万円なら【45万〜75万円程度】

雑工事費に何が含まれるかにルールはありませんが、廃材の処分費用や、カーテンレール取り付けなど細かな工事がまとめてここに含まれます。今回は他の項目でご説明した養生やクリーニング費用がここに含まれることもあります。

⑩ 諸経費…総工費の2〜5%

  • 総工費500万円なら【10万〜25万円程度】
  • 総工費1000万円なら【20万〜50万円程度】
  • 総工費1500万円なら【30万〜75万円程度】

諸経費には交通費や通信費、保険料などの細かな費用がまとめて含められています。

まとめ

RC造マンションのリフォーム・リノベーションは、工事の規模によっては総工費が1000万円を超えるほど高額になることもありますが、マンションリノベのプロに相談しながら計画すれば費用をもっと賢く抑えることもできます。

RC造の中古物件のリフォーム・リノベーションをお考えであれば、ぜひ私たちスマリブへお気軽にご相談ください!