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いつかは自分の店を持ちたいと考えているなら、まずは綿密な資金計画を立てることが重要です。

この記事では、

  • 店舗リフォーム工事の費用相場
  • 費用を安く抑えるためのアイデア

をご紹介します。

店舗リフォームをプランニングする際の物件の種類

テナントや商業施設などに新しく自分の店をオープンさせたい場合、まずは「居抜き物件」か「スケルトン物件」かを選ぶ必要があります。まずは双方の特徴やメリット・デメリットを理解しておくとよいでしょう

居抜き物件

物件に残された内装・設備などを、業態を変えずに利用できる物件です。(例:閉業したカフェを新しく別のカフェにリフォームする場合など)

居抜き物件には下記のようなメリット・デメリットがあります。

  • リフォーム費用が安く抑えられる
  • 設備等を調達する手間が省ける
  • 電気・給排水・ガスなどを含めた設備全体が老朽化している場合もある
  • 厨房設備なども中古なのでコンディションが良くない場合がある

スケルトン物件

構造体と最低限の内装しかない物件です。

スケルトン物件には下記のようなメリット・デメリットがあります。

  • 設計・デザインの自由度が高く、こだわりを実現しやすい
  • 設備等も全て新品の状態でオープンできる
  • 総工費は居抜き物件と比較して高額になる

店舗リフォームの費用相場

店舗リフォームといっても業態、広さ、建物のコンディションなどによって内容や費用相場は大きく異なってきますが、店舗リフォームの費用も多くの場合坪単価で概算することができます。この坪単価は20〜30坪程度だと平均的になり、店舗面積が狭いほどより高額に、広ければやや安くなるのが特徴です。

代表的な業態の店舗リフォームの費用相場は概ね下記のようになります。

飲食系の店舗リフォーム(内装工事)費用相場

  • 居抜き物件の場合…およそ20万〜40万円
  • スケルトン物件の場合…およそ40万〜70万円

飲食店のリフォームは他の業態に比べると割高になりがちです。さらに厨房設備やダクト工事などで200〜300万円、あるいはそれ以上の費用が別途かかることもあります。

小売業の店舗リフォーム(内装工事)費用相場

  • 居抜き物件の場合…およそ15万〜30万円
  • スケルトン物件の場合…およそ30万〜40万円

小売店は特別な設備を必要としない場合が多く、他の業態のリフォーム工事に比べてリーズナブルになります。その分建材のグレードを上げるなど、費用をデザインやクオリティ面に回せるかもしれません。

美容室・エステ等の店舗リフォーム(内装工事)費用相場

  • 居抜き物件の場合…およそ20万〜40万円
  • スケルトン物件の場合…およそ30万〜50万円

外装もリフォームする場合の費用

  • 外壁塗装など…50〜80万円
  • 照明器具など…15〜30万円
  • 看板など…10〜20万円

店舗リフォームでは設計料が高くなりがち

上記のリフォーム工事の施工費用に加えて、高いデザイン性やオリジナリティが重視されることの多い店舗リフォームでは、内装・外装デザインを専門業者に依頼する場合、施工費とは別に設計・デザイン料が必要になります。

店舗デザイン・設計料は下記の通りです。

  • 坪単価で計算される場合…3〜10万円/ 坪
  • 総工費に対する比率で計算される場合…総工費の10〜15%

それで、店舗デザイン・設計費用は100〜150万円ほどになることもあります。一般的な木造戸建て住宅の場合は、設計料が本体価格の2〜5%となることが多いことを考えると、店舗の場合のデザイン・設計費用はやはり割高感が否めません。

店舗リフォームの費用を抑えるための3つのポイント

高額になりがちな店舗リフォームですが、下記のような方法で費用をコントロールすることができるかもしれません。

①居抜き物件を探す

スケルトン物件の工事費用は、居抜き物件のリフォームとくらべて2〜5倍程度も高額になることもあります。スケルトン物件のメリットも大きいですが、費用面のメリットを考えるなら居抜き物件の方が有利になります。

②利用可能な助成金制度がないか探してみる

パンデミックの影響で苦境に立たされているさまざまな事業をサポートするため、

  • 小規模事業者持続化補助金
  • 事業再構築補助金

など、いくつかの補助金制度が用意されています。

条件が当てはまるなら、店舗のリフォーム工事にも助成金を受け取れるかもしれません。

③設計料が安い業者を選ぶ

高度なデザイン性を求める場合には、やはり店舗デザインを専門に行なっているデザイン事務所などに依頼するのが最前かもしれませんが、上記の通りデザイン料などは高額になりがちです。

費用を抑えるには、設計から各種工事までワンストップで行える工務店やリフォーム業者に依頼すれば、費用をかなり抑えられる可能性が高くなります。

もちろん、デザイン事務所と工務など複数の業者に相見積もりを依頼して決めることもできます。

まとめ

店舗リフォームは戸建住宅を新築するくらい費用がかかるケースもありますが、工夫すればかなりコストを抑えて新しいお店をオープンさせることも可能です。

店舗の新規開店・リフォーム・改装工事をご検討中なら、ぜひわたしたちスマリブへお気軽にご相談ください。