Skip to main content

住まいの中で窓に工夫を加えると、暮らしの光・熱・風・音・視線などを適切にコントロールすることができます。つまり、窓にこだわると、

  • より健康的に暮らせる
  • 心地よく暮らせる
  • 安心して暮らせる
  • こだわりのインテリアを長持ちさせられる

といった、たくさんのメリットがあります。

さらに、窓は住まいの中でも比較的カンタン&リーズナブルにリフォームできる部分でもあります。

そんなわけでこの記事では、新築・リフォームで暮らしやすさをアップデートできる、窓の賢い選び方、ご紹介したいと思います。

まずは覚えておきたい、窓の基礎知識

住まいの窓をどうするか考える時、窓を構成する基本的なパーツを覚えておくとよいかもしれません。といっても、主なパーツは「サッシ」と「ガラス戸(障子)」の二つだけです。とっても簡単ですね。

●窓の「サッシ」

サッシとは、窓枠のことです。主に窓のデザイン性を受け持つ部分ですが、素材によって熱の伝わり方が大きく変わることも知っておいていただきたいところです。

窓のサッシの素材には主に下記の4つが使用されています。

  • アルミ
  • 樹脂
  • アルミ+樹脂のハイブリッド素材

日本の窓は約60%がアルミサッシ、約30%がハイブリッド素材のサッシだそうですが、実はアルミという素材は熱を伝達しやすいんですね。寒い日に暖房をつけた屋内から、窓ガラスとアルミサッシを触って比べてみると、サッシの方がだいぶ冷たい(熱が逃げている)のがわかると思います。

ちなみに、北海道の家は熱を逃しにくい樹脂サッシのシェアがほぼ100%だそうです。

●窓の「障子(しょうじ)」

障子と聞くと、和紙が貼られた引き戸が思い浮かぶかもしれませんが、窓枠にはまったスライドするガラス張りの部分も障子と言います。

最近の窓の障子に使われているのは、2枚以上のガラスを組み合わせた構造の「複層ガラス」が一般的です。

この障子部分に施されたさまざまな構造により、高機能・ハイスペックな窓も多数登場しています。

目的別、窓の賢い選び方

『住まいの断熱性をアップさせたい』

→複層ガラスを採用、アルミサッシは避けましょう

断熱性を向上させるためには窓を複層ガラスにするのが効果的です。

2枚のガラスを合わせた「ペアガラス」の窓も断熱性が高いですが、中間層に金属製の特殊なコーティングを施した「Low-E複層ガラス」だとさらに断熱性が向上し、さらにその中間層にアルゴンガスを封入している「アルゴンガス入りLow-E複層ガラス」では最高レベルの断熱性を期待できます。

ちなみに、ここ数年新築された戸建住宅であれば、高確率で「Low-E複層ガラス」が採用されていると思います。

断熱性が高くない家でも、サッシはそのままで窓の障子だけ交換するリフォームで断熱性を向上できる場合もありますので、気になる方はぜひ私たちスマリブへご相談ください。

また、上で少しご説明したようにサッシの熱伝導率も住まいの断熱性に影響します。サッシは熱伝導率の高いアルミサッシを避け、サッシの屋内側を樹脂製とした「ハイブリッドサッシ」か、完全な「樹脂サッシ」とするのがオススメです。

『窓まわりの結露を解決したい』

→複層ガラスなら結露も解決できます

暖かい空気は吸水性の良いスポンジのように、冷たい空気よりもたくさんの水分を含みます。「結露」とは暖かい空気が冷やされて空気中の水分が水滴になって表れる現象です。

冬場に窓ガラスが結露する主な理由は、室内の暖かい空気が窓のそばで冷えてしまうため。それで、上でご紹介した断熱性の高い窓にすれば結露の発生も抑えることができます。

『美しい眺望をより楽しみたい』

→極細フレームの大型な窓、丸窓がオススメです

素晴らしい眺望をたのしめる立地なら、窓は大型のものにしたくなるでしょう。さらに窓のガラス面積を従来型のものより約30%拡張した「極細フレーム」のサッシにすれば、眺望の美しさはより際立つはずです。

または、ステキなお庭がある家で和モダンなインテリアを好む方であれば、丸窓という選択肢もあります。

丸窓ではガラス面積は広くなりませんが、丸窓から美しい庭の季節の移ろいがのぞく住まい、侘び寂びとともにゆっくりとした時間の流れを楽しめそうですね。

『屋内外の騒音をなるべくカットしたい』

→防音ガラスかインナーサッシの追加が効果的です

防音性能を上げたいなら、特殊な中間層を挟み込んだ構造の「防音ガラス」を採用した窓にするのがオススメです。十分な防音性能のためには、ガラス面だけでなくサッシ全体の機密性の高さが重要になります。

また、既存の窓を撤去することなく、室内側にインナーサッシを増設する「二重窓」にすることでも防音性能を上げられます。

特に交通量の多い道路に面したお部屋などでは、防音性能の高い窓にしておけば、暮らしの静粛性はかなり向上するはずです。

まとめ

窓を賢くリフォームすると、暮らしやすさをアップデートできます。私たちスマリブは住まいの快適さや心地良さを向上させる窓のリフォームや新築プランを、施主様のご予算やご要望に合わせてご提案いたします。