ペットと暮らす方であれば「人と同様に動物も、快適で健康な日々を送ってほしい」と願うことでしょう。
では、人と動物が快適・健康に暮らすためには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか?
この記事では、ペットと暮らす方向けに、人も動物も豊かな日々を過ごすための家づくりのヒントについて、ご紹介しています。
ペットとの暮らしをより心地良いものにしたい方は、ぜひ参考にしてください。
ペットと快適に暮らす上で採用したい間取り・設備とは?
ペットと快適に暮らすのに、間取りの重要性は無視できません。
ペットとの暮らしに適した間取りの家は、そこで暮らす動物・人の両者に、ストレスのない生活を与えてくれます。
では、ペットと暮らすのに適した間取りの条件とは、どんなものなのでしょうか?
玄関ホールは広く&水栓もあると便利
ペットが散歩から帰ってきたとき、泥汚れなどが脚や体に付いていることが考えられます。玄関脇に水栓があれば、その場で汚れを落とせるため便利です。
また、汚れを落としたあと、狭い空間で体を拭いてやったり散歩道具を片付けたりするのは、大変なもの。玄関スペースにゆとりがあれば、散歩後のこれらのケアもやりやすくなります。
段差は少なく
人が何げなく上り下りしている段差も、目線が低いペットにとっては障害です。そのためペットと暮らす方は、段差はなるべく少ない、フラットな間取りをおすすめします。
2階建てで階段が必要な場合は、1段ごとの段差を低くするといった工夫も、検討してみてください。
空気の通り道ができる窓の位置
ペットのため24時間、エアコンを入れっぱなしにしている家も、少なくないでしょう。エアコンを入れているせいで、ドアや窓が閉じっぱなしになっていませんか?
ペットの体調を思えば空調管理はたしかに必要です。しかし換気ができないと湿気が滞ってしまい、ダニやカビといった衛生面・健康面のリスクが発生してしまいます。
これらリスクによる病気からペットを守るために、空気の入れ換えが短時間でも効率よく行える工夫を、取り入れてみましょう。たとえば、風が流れやすい位置に窓を設置すること、自動排気ができる空調システムの導入なども、家探し・家づくりの条件に、加えてみてはいかがでしょうか。
心地良い床材
ペットは人間よりも床に近い位置で過ごしています。そのため、床の冷たさは人間以上に感じてしまうもの。
床暖房やカーペットを取り入れて、ペットが床から寒さを感じないようにしてあげてください。
また滑りやすい床材は、ペットにとって負担です。温かさと同様に、ペットの歩きやすさも考慮した床であるかも、重要視しましょう。
運動不足が解消できる環境
キャットタワーや梁、広い庭など、家にいても運動不足にならない間取り・設備が整っていると、良いですね。
家にいても体を動かせることで、運動不足だけでなく、ペットのストレス解消にも期待ができます。
ペットと安全に暮らす!命を守るために優先したいアイデア
ペットと暮らす上で無視できないのが、ペットにとっての安全性です。
いくら快適な住まいであっても、安全面が考慮されていなければ、思い描いたペットとの暮らしが実現できなくなることも考えられます。
ペットの安全を守るために、ご紹介するアイデアを積極的に取り入れて、家づくり・家選びをしてみてください。
ドアに挟まらない工夫
ペットがドアに挟まってケガをしてしまう……といった事故を避けるために、ペット用の出入り口を検討してみませんか。
ペット用の出入り口とは、ドアの下部に取り付けられた小さな扉や、壁の低い位置にあるトンネルなどのこと。
ペットが人間に頼らなくてもドアの向こう側に行き来できるようになれば、ペットのストレスも解消され、ドアの前での長鳴き・爪を立てることもなくなるでしょう。
お風呂に近づけさせない
お風呂は、ペットがもっとも事故に遭いやすい場所です。湯船にうっかり落ちてしまったり、シャンプーやボディーソープを舐めてしまったりと、ペットにとって多くの危険が潜んでいます。
そのため、ペットがうっかりお風呂場に入ることがないような対策が必要です。
お風呂に続く道にはフェンスを取り付けて入れないようにする、といった工夫を、取り入れてみてください。
落下防止がされているバルコニー
バルコニーのフェンスの隙間も、人間であれば問題ありませんが、猫や犬の小さな体ではするりと抜けてしまう危険性があります。
バルコニーからの落下を防ぐために、フェンスの隙間は塞ぐようにしましょう。フェンスの隙間埋めに便利なラティスやネットなどは、ホームセンターでも手に入ります。
人工植物(フェイクグリーン)の採用
いきいきとした植物は、暮らしの癒しとなってくれます。しかしペットが誤って食べてしまう可能性を考えると、なるべく避けたほうが無難です。
緑の豊かさを楽しみたいのであれば、フェイク品を活用してみてください。
たとえば芝生は人工芝に、部屋に飾る観葉植物もフェイクリーフに。お花はアーティフィシャルフラワーにすれば、お手入れの負担もなくなります。
最近のフェイクグリーンは本物に劣らないほど、品質の高いものが豊富です。ペットと暮らす方は、ぜひ、手間もコストもかからず安全なフェイクグリーンを活用してみましょう。
ペットと楽しく安全に暮らす家を。
ペットと暮らすのに必要な条件を、すべて満たした家を見つけるのは簡単ではありません。そのため、ペットとこれからも長く暮らしていきたいと考える方は、ペットに寄り添った家づくりを行うのも手です。
スマリブが、ペットと快適な暮らしを実現するための家づくりのお手伝いをいたします。
ペットとの心地良い日々を目指す方は、ぜひ、お気軽にご相談ください。