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いよいよ定年を迎えるけれど、まだまだ健康で意欲的に仕事をしたいと考えている人はたくさんいるでしょう。

視野を広げてこれまでとは違う分野の仕事にも挑戦したいが、シニア世代が働く環境を探すにはどうすればよいか分からずに困っていませんか?

本記事では、豊かな経験と知識がある、元気で意欲あふれる「アクティブシニア世代」の方が、仕事を続けるためにはいくつかの道をご紹介します。

希望に合うスタイルでシニア世代の仕事を見つけて、社会貢献をしながら生き生きと老後を過ごしましょう。

アクティブシニア世代が仕事を続けたいのはなぜ? 

明確な規定はありませんが、アクティブシニア世代とは主に60代半ばから70代半ばくらいの金銭的・健康的なゆとりがあり意欲的に活動している人々を指しています。

現在は団塊の世代と呼ばれた方々が多く、定年後も働きたいと考えている人もたくさんいます。

ではなぜ年齢を重ねても仕事を続けたいのでしょうか?ここではアクティブシニア世代の人が、定年後も働きたい理由を考えてみたいと思います。

 お金を稼ぎたい

退職金や年金だけでは、これからの生活に不安を感じるという声が聞かれます。できるだけ子どもに負担をかけずに、自分たちの力で生活したいと考える人もいるでしょう。

将来的な介護のための自宅の建て替えや住み替え、リフォーム補填費用を準備するのも理由の一つです。

また趣味や旅行などの自己投資に対して、金銭的なゆとりを持つために働く人もいます。

社会とのつながりを持ちたい

定年後は人との交流が減り、社会とつながりを維持するために仕事を続けるケースもあります。

これまで培ってきた自分の力を社会貢献に使い、人とのコミュニケーションはエネルギーになります。仕事を続けることで、老後もアクティブで健康的な暮らしを実現できるでしょう。

健康維持のため

年齢を重ねると、体にさまざまな不調が起こります。

定年後は家にいる時間が増え運動不足になりがちですが、新たに運動の習慣をつけるのは大変です。そこで健康維持のために仕事で体を動かし、脳を活性化させたいと考えられています。

アクティブシニアが仕事を見つける方法

シニア世代が「働きたい」と思っていても、仕事を新たに見つけるにはどうすればよいのでしょうか?

これまで働いていた会社で60歳の定年後再雇用制度で延長して勤めていた方も、65歳以降の予定は空白となっていることがほとんどです。

2021年(令和3年)には、厚生労働省による「高年齢者雇用安定法の改正」が行われ、再雇用制度を実施している企業に対して70歳までの雇用を「努力義務」として課しました。(出典:厚生労働省

しかし実際にこの制度が浸透・定着するには、もう少し時間がかかるでしょう。

そこで、ここでは現在のアクティブシニア世代が、意欲的に働く場所を探すにはどのような方法があるか解説します。

「アクティブシニア採用」を実践している企業を探す

アクティブシニア採用とは、体力があり働く意欲があるシニア世代の積極的な雇用の動きをいいます。

少子高齢化による労働力不足が叫ばれるなか、元気なアクティブシニアに助けてもらいたいと考える企業も増えました。

前向きに働く意思が高いアクティブシニアは、これまでの経験や知識を生かし、若手の育成も担える存在としても即戦力がある人材です。

学業や家事など時間の制約が少なく、フレキシブルに対応できることも採用しやすい理由といえます。

コンビニエンスストアやファーストフード店をはじめとした飲食店・工場など、幅広い企業から求められています。

このように、積極的にアクティブシニア採用を謳っている企業へアプローチしてみてはいかがでしょうか。企業が直接問い合わせ窓口を設けているケースだけでなく、シニア向け転職支援サイトであっ旋している場合もあります。

自治体の就業支援を活用する

都道府県や市町村などの就業支援を活用する方法もあります。お住まいの自治体に問い合わせると、さまざまな活動を知ることができるでしょう。

ここでは東京・神奈川エリアを参考にしながら、具体的なサポートをご紹介します。

東京都:アクティブシニア就業支援センター

東京都では「アクティブシニア就業支援センター」で、おおむね55歳以上の方向けに仕事を紹介している団体があります。

都内10か所に相談窓口が設置され、誰でも無料で利用可能です。(参照:とうきょう仕事センター

 

神奈川県:かながわ労働センター

神奈川県には定年後も働きたいシニア世代のために、ハローワークと連携している就業支援施設「シニア・ジョブスタイル・かながわ(通称:ジョブスタ)」があります。

職業紹介だけでなく、起業相談や働く人の年金や税金にまつわる相談など幅広い相談に乗ってくれるため安心ですね。(参照:神奈川県

湘南エリア・平塚市の取り組み

平塚市では、人生100年時代に向けて「100年ライフに向けた政策ビジョン」を展開しています。

アクティブシニアに対する取り組みとして、高齢者が持つプログラミングや資産管理などの専門的な能力を生かす、就業先とのマッチングなどを行っています。

高齢者だから軽作業や単純な仕事と限定せず、スキルや知識を積極的に活用する場が紹介されれば、働き手もますます前向きに仕事に取り組めるのではないでしょうか。(参照:平塚市

起業・独立する

これまでのスキルや知識を生かした仕事で、起業するという手もあります。法人化しなくても、個人事業主として活動してもよいでしょう。

シニア世代でも、IT知識がある人は増えてきて、インターネットを使った仕事はもはや若い世代だけのものではありません。今後はますますWEBの仕事をするシニアも、増えていくのではないでしょうか。

また、これまで培ってきた人脈を生かして仲間とスモールビジネスを始める、趣味と実益を兼ねた店舗運営をするなども盛んです。

楽しみながら会社や事業を行うのは、セカンドライフならではの働き方と言えます。

ボランティア活動で働く

お金を稼ぐことを目的としていない場合は、地域貢献やさまざまな人との交流が図れるボランティア活動をしてもよいかもしれません。

環境美化や伝統文化を支え伝える活動など、さまざまなボランティアが行われています。

充実した日々を送るためにも、ボランティア活動に取り組んでみてはいかがでしょうか。

アクティブシニア世代がこれからも健康的に暮らすために

シニア世代でも生き生きと働く方法は、たくさんあります。ぜひ、自分のライフスタイルに合う仕事を見つけてくださいね。

元気に仕事に取り組み、年齢を重ねても心身ともに健康的な暮らしを実現しましょう。

アクティブシニアの就業サポートもしっかり行っている神奈川県・湘南エリアでセカンドライフを考えてみませんか?

ライフラインもしっかり整い、自然豊かで暮らしやすい湘南エリアの暮らしを検討される方は、ぜひスマリブにご相談ください。