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住まいの中でも、浴室などの水回りはリフォームを希望する人が多い場所の一つです。

この記事では、

  • 浴室リフォームにかかる費用の目安
  • 「在来浴室」と「ユニットバス」、それぞれのメリットやデメリット

についてご紹介します。

浴室の種類は「在来浴室」と「ユニットバス」の2種類ある

浴室をリフォームするなら、浴室の構造を各2種類のどちらかから選ぶことになります。

「在来浴室」…バスタブを床面に埋め込み、床や壁面はタイルで仕上げた昔ながらの工法で作る浴室です。

「ユニットバス」…システムバスともいわれます。バスタブ・床・天井・水栓などすべてがひとつのセット(ユニット)になっている浴槽です。

浴室リフォームを検討すべきタイミング

ユニットバスの耐用年数は20〜25年ほどと言われています。もちろん、物件によってはもっと寿命の長い浴室もあるでしょう。

それでも長く使用してきた浴室では、パッキンや壁面・天井などに落ちないカビが増えてくる、給湯システム、排水管などに水漏れが見られるなど、老朽化のサインがあらわれてきているかもしれません。

使用期間が20年近くになっているなら、浴室周りを軽く点検しつつ、次の浴室リフォームの予算を立てておくのがおすすめです。

浴室リフォームの費用相場

条件によって差が出ることはありますが、浴室リフォームの費用相場は解体費用なども含めるとおおむね下記のような価格帯になります。

  • 古いユニットバスを新しいユニットバスへ入れ替える

→【70万〜130万円程度】

  • 在来浴槽からユニットバスへ変更する

→【100万〜150万円程度】

  • 古い在来浴槽を新しい在来浴槽へ改装する

→【120万〜200万円程度】

ほとんどのユニットバスにはFRP(ガラス繊維強化プラスチック)浴槽が採用されていますが、これを人工大理石などの高級な素材に変更すると費用が5万〜10万円ほどプラスになります。

浴室リフォームの費用が高くなるケース

下記のような浴室リフォームを行う場合は、費用が加算されることがあります。

  • 浴室を増設する場合

…新規の基礎工事や水道工事が必要になるため、リフォーム費用に【10万〜20万円】ほど追加費用が必要になると考えておきましょう。

  • 床下の構造材の補強が必要な場合

…とくに在来浴槽の物件では、浴槽解体後に構造材(土台など)がシロアリの被害を受けていたり腐食が進んでいたりするケースが多く、この場合構造材の補強や入れ替えのために【5万〜10万円】ほど追加費用が必要になることがあります。

  • 浴室の間取りの変更を行う場合

…浴室リフォームでは既存の浴室スペースを広げることもできますが、間取り変更のために壁を撤去・移動などすると【15万〜20万円】ほどの追加費用がかかります。

「在来浴室」と「ユニットバス」どっちがいいの?

住宅全体をみるとユニットバスのシェアの方がシェアは高いですが、在来浴槽にも独特の良さがあります。それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

在来浴室のメリット

在来浴室はいわばオーダーメイドの浴室です。タイル張りのスペースに浴槽が据付けられた在来浴室は、一般的にはちょっと“古臭い”というイメージがあるかもしれませんが、タイルのデザインや貼り方、カラーコーディネート、浴槽の素材など細部に至るまでこだわった浴室は独特の高級感とセンスを放ちます。

入浴時間を重視する高い感性の方にとっては、在来浴室は優れた選択肢になります。

在来浴室のデメリット

在来浴室のリフォームは自由度が高い反面、素材・仕様・デザイン性などで費用が大きく変化するので予算が立てにくいというデメリットがあります。こだわりを浴室に反映できるのが大きなメリットですが、こだわればこだわるほど、リフォーム費用は高額になっていきます。

また在来浴室のリフォームは工数が多い工事となりますので、工期=浴室が使えない不便な期間が長くなるというのもデメリットのひとつです。

ユニットバスのメリット

ユニットバスの大きなメリットのひとつは機能性です。つまり換気や保温性、掃除のしやすさまで考えられていて、使いやすく清潔な環境を維持しやすい設計になっています。

またユニットバスは価格設定がわかりやすく、浴室リフォームの予算を立てやすいというメリットもあります。カタログを見て、予算・サイズ・機能性・デザイン性などが希望にあう製品を選び、ショールームで実際に見て決める、という方法でシンプルにリフォーム計画を進められるのも魅力の一つでしょう。

最近の大手住宅設備メーカーはユニットバスにもかなり力をいれていて、スポーツ工学を応用し、身体に負担がかからない姿勢で入浴を楽しめるバスタブ、心身をより深くリラックスさせる照明など、よりクオリティの高い入浴時間を楽しめる魅力的なシステムがたくさん導入されています。

ユニットバスのデメリット

ユニットバスに大きなデメリットはありませんが、浴室スペースのサイズによっては既存規格のユニットバスが設置できず、セミオーダーのような形でユニットバスをつくらなければならないこともあります。

このようなケースではユニットバスへのリフォームに追加費用が必要になることもあります。

まとめ

浴室は予算100万円以下でも納得いく形でリフォームできる可能性があります。みんなが大好きなバスタイムをより心地よいものにする浴室リフォーム。もっと詳しく知りたい、リフォームを具体的に検討したいという方は、ぜひ私たちスマリブまでお気軽にお問い合わせください!