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フローリングをリフォームするだけでも、部屋の雰囲気が大きく変わります。フローリングは、安い費用で比較的お手軽にリフォームを行うことができるのでおすすめです。 今回の記事では
  • フローリングリフォームの種類
  • フローリングリフォームにかかる費用
  • フローリングリフォームを行うときのポイント
についてご説明します。

フローリングリフォームの種類

フローリングリフォームは下記の2種類の工法から選ぶことができます。
  • 張り替え
  • 重ね張り(上張り)
『フローリングの張り替えリフォーム』では既存のフローリングを全て撤去してから新しいフローリング材を張るので、床の厚さが建具や幅木と干渉することなく、床面を刷新することが可能です。必要に応じて床下の構造材の点検や補強なども行えます。 『フローリングの重ね張りリフォーム』では既存のフローリング材を撤去せず、上から新しいフローリング材を重ねて張り付けて仕上げます。 重ね張りリフォームでは古いフローリングの撤去が必要ないので、張り替えリフォームに比べて工期は短く、費用も安くなります。

フローリング材の種類

フローリングリフォームでは下記のような選択肢から、使用するフローリング材を選びます。

無垢フローリング

1枚の木材から切り出されたフローリング材です。フローリング材の最高峰で、樹種ごとに異なる木肌の色合いや木目の表情の違いを楽しむことができます。

複合フローリング

費用と質感のバランスが良く、もっとも人気の高いフローリング材です。薄い木材を合板のように何枚も重ねて12mmの厚さにし、表面には木目の美しい化粧材が張られています。 複合フローリングは化粧材の厚さで分類され、「挽き板フローリング」だと化粧材は約2mm、「突き板フローリング」だと化粧材は0.2〜0.6mmほどです。化粧材が厚い方が、より見た目が美しく高級なフローリング材になります。

防音フローリング

防音性能のあるフローリングで、振動をおさえるため裏面に緩衝材が貼り付けてあったり基材に樹脂を使用したりしています。

重ね張り用フローリング

重ね張り時の床面の高さの変化を抑えるため、厚さ6mm程度に薄く作られたフローリング材です。通常の複合フローリングの約半分の厚さになります。

 

フローリングリフォームにかかる費用の目安

フローリングリフォーム工事は、目安としては8畳1部屋の張り替えリフォームだと15万〜30万円ほど、重ね張りリフォームであれば15万円以下でも施工できる可能性があります。 フローリングリフォーム工事の平米単価はおおむね下記のようになります。

フローリング張り替えリフォーム

  • 無垢フローリングの張り替えリフォーム…5万〜5万円/㎡
  • 複合フローリングの張り替えリフォーム…2万〜2万円/㎡
  • 防音フローリングの張り替えリフォーム…1万〜7万円/㎡
フローリングの張り替えリフォームではこの費用に加えて、はがした既存のフローリング材の廃棄料などが1.5万〜3万円程度必要となります。 また、床鳴り・蟻害などの不具合があって床下構造材(大引・根太・束)の補強工事などが必要になると、さらに数万円単位の追加費用が必要となるケースもあります。

フローリングの重ね張りリフォーム

  • 複合フローリング(6mm)の重ね張りリフォーム…7万〜1万円/㎡
フローリングの重ね張りは安くすむリフォーム工法ですが、床鳴りがあるなど床下に問題のあるケースでは選択できません。また、重ね張りリフォームで使用できないフローリング材もあり、制限も多い工法です。

フローリングリフォームで失敗しないためのポイント

フローリングリフォームは基本をおさえてよく計画すれば失敗することはありません。後悔しないフローリングリフォームのためには、下記のようないくつかのポイントを覚えておけば役立ちます。

無垢フローリングは変形が生じやすい

無垢フローリングはフローリングの最高峰ですが、実は複合フローリングに比べて変形・反り・割れが生じやすいという弱点があります。このような変化を“あばれる”といったりします。 無垢フローリングは特に湿度や温度の変化の影響でよくあばれるので、ホットカーペットや床暖房を使用する床には不向きです。床暖房対応の無垢フローリングもありますが、まったく変形しないということではありません。 無垢フローリングは通常の使用環境でもゆっくりと変形・変質・変色していくものであることを理解し、その経年変化を楽しむつもりでリフォームすると良いでしょう。

重ね張りは床まわりをよく観察

重ね張りには一般的に厚さ6mmの薄いフローリング材を使用しますが、床の厚さが6mmでも加わると周囲の部材に干渉することがあります。 重ね張りリフォームを考えているなら、ドアや掃き出し窓の窓枠などの建具が重ね張りする厚さで干渉しないかを確認してみるのがおすすめです。 周囲の床面やクローゼットの中床面などとの高低差が出てくることもありますので、その高低差が許容範囲内かどうかを確認しておく必要もあるでしょう。

防音フローリングはマンションの規定を要確認

フローリング材の防音性能はL値といい、たとえば「LL-45」や「LH-40」などの記号と数字で表わされます。このL値の数字は小さいほど防音性能が高くなります。 マンションなどの集合住宅ではフローリング材の防音性能が規約で指定されていることが多いので、フローリングリフォームを行う際には一度確認してみるようにしましょう。

まとめ

フローリングリフォームは時間・費用を抑えてできる、おすすめのリフォーム工事です。フローリングを刷新すると、お部屋の雰囲気もフレッシュになります。 フローリングリフォームを検討中のみなさま、ぜひわたしたちスマリブへお気軽にご相談ください!