リフォーム工事を考えたいけど、工事がどんな流れで進んでいくかがわからないとちょっと気後れしてしまう、そんな方も多いのではないでしょうか。
そんなとき、リフォームのおおまかな流れ(手順・進め方)やスムーズに進めるコツなどを覚えておくと安心です。
この記事ではリフォームの流れと、リフォームを賢く進めるポイントを5つのステップに分けてご紹介します。
リフォームの計画から引き渡しまで、主な5つのステップ
ステップ①:リフォームの計画では、目的と予算を明確にする
業者に相談する前に、まずはリフォームでやりたいことを明確にしておきましょう。
たとえば、家がさらに長持ちするように修繕・補強したい、同居する家族が増える(または減る)ので快適にすごせる間取りに変更したい、退職を期に趣味に没頭できるスペースが欲しい、などリフォームの目的やこだわりたいポイントをまとめておきます。
リフォームの目的が決まれば、それを達成するためにどれくらいの資金を用意できるか、予算の目安も建てておきましょう。
リフォームの目的・予算がはっきりしていれば、リフォーム業者と相談・打ち合わせを行う時にも話をスムーズに進められます。
◆ステップ①をスムーズに進めるポイント
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- リフォームに複数の目的があれば、それぞれの優先順位も決めておく
- 平面図など住まいの図面があれば用意しておく
- リフォームに利用できる補助金・助成金などがないか調べてみる
- ほとんどの場合リフォームは一度で終わりではないので、長期的に余裕のある資金計画にする
ステップ②:リフォームの施工業者を決定する
リフォームのイメージと予算がある程度固まったら、そのイメージを叶えてくれそうなリフォーム業者を探してみましょう。
建設工事では1つの工事に対して複数の業者に見積もりを依頼する「相見積もり(通称「アイミツ」)」を行うこともできます。
リフォーム業者は物件の現地調査を行うとともに施主の要望もよくヒアリングし、ラフプラン(叩き台になる計画案)と概算見積もりを提出します。施主は提出された見積もりによく目を通して比較し、どの業者にリフォーム工事を依頼するかを検討します。工事金額や工事内容が妥当か、自分の希望がしっかり反映されているかを確認した上で、どの業者にリフォーム工事を依頼するかを決定します。
◆ステップ②をスムーズに進めるポイント
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- 相談する前に業者の実績や評判、施工事例などをホームページ、インスタグラムなどで調べてみる
- 事業所・事務所が工事する物件からあまり遠くない業者を選ぶ
- だれにでもわかりやすく、あいまいな点がない見積書を用意してくれる業者は信頼度が高いと判断できる
ステップ③:業者の選定とリフォーム工事の本契約
相見積もりを検討して、適切な業者を1社選んだら、その業者はさらに詳細な点までブラッシュアップした最終的なリフォームプランと見積書を作成します。
業者のプランと工事金額に納得できれば、下記のような書類を確認し、本契約を交わします。
- 見積書
- 見積明細書
- 請負契約書
- 契約約款
- 設計図書
- 追加工事変更合意書
面倒に思えるかもしれませんが、納得のいくリフォーム工事のために重要なステップなので、それぞれの書類にしっかり目を通しましょう。
◆ステップ③をスムーズに進めるポイント
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- 業者の選定は、見積もり金額の安さだけで選ばない。実績・提案力・アフターサービスの内容などを総合的に判断する
- 契約書類に自分の要望がしっかり反映されているかをチェックする
- 契約書に添付された書類にも目を通し、曖昧なまま契約にすすむことがないようにする
- 引き渡し予定日や、工事金額の支払い方法などについても確認しておく
- 工事期間に仮住まいや家具家電の移動のための貸し倉庫などを用意しなければならないなら、その費用や手間も把握しておく
ステップ④:リフォーム工事の進捗をチェック
リフォーム工事が着工したあとは、施主がやるべきことはだいぶ少なくなっていきますが、ときどき現場に足を運んで工事が計画通り進んでいるかをチェックするとよいかもしれません。
時折、計画通りにいかず工事内容を変更しなければならないこともあり、その場合は「工事内容変更合意書」を作成して契約内容を更新します。追加工事や追加費用が事後報告になることはありません。
◆ステップ④をスムーズに進めるポイント
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- 工事内容変更合意書にサインする時も、内容をしっかり確認する
ステップ⑤:竣工検査と引き渡し
竣工(工事がすべて完了すること)すれば、施工業者の担当者と一緒に「竣工検査(完了検査)」を行います。
この竣工検査の目的は、すべて設計図・契約書通りに工事が完了しているか、物件に不具合はないかを施主・業者の二者で確認することです。リフォームがすべて問題なく完了していれば「工事完了確認書」にサインします。その後、物件は引き渡されリフォーム工事は終了になります。
工事完了後も、リフォーム工事の契約書や図面などは大切に保管しておきましょう。
◆ステップ⑤をスムーズに進めるポイント
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- 補助金を申請するなら、申請に必要な書類(リフォーム完了報告書など)がそろっているか最終確認する
- ドア・水道・コンセントなど、一つひとつをしっかり機能するかチェックする
- ビルトインの新しい住宅設備(給湯器や食洗機など)を設置したなら、その説明書や保証書も確認して受け取る
- 保証・アフターサービスの内容も確認しておく
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