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子どもがおもちゃを片付けてくれない!

「おもちゃで遊ぶのは良いのだけど、そのあと、散らかしっぱなし……。

片付けまでちゃんと率先してできる子になってほしい……。

お子さんが片付けをスムーズにできるようになるには、まずは片付けへのハードルをぐっと下げてあげることが大切です。

 

スマリブは、「子育てがしやすい家」についてもご相談をお受けすることがあります。そんなスマリブが、これまでの家づくりの経験から考える、おもちゃの収納方法のポイントや片付けがすすむコツについて、ご紹介します。

 

おもちゃ収納の基本①量を減らそう

 

おもちゃの収納方法の基本の「キ」と言えるのが、おもちゃの量を見直すことです。おもちゃケースの中には、何年も遊んでいないおもちゃや、存在も忘れられているようなおもちゃが眠っていませんか?

まずはお子さんと一緒に、いるおもちゃ・いらないおもちゃの分別をしてみましょう。

どのおもちゃも「いる!」となった場合

お子さんの中には、どのおもちゃもみんな「いる!」となってしまう子や、久々に見たおもちゃへの愛着を思い出してしまい、捨てられない子もいるかもしれません。

そうなったときは、お子さんにおもちゃへの順位付けをしてもらいましょう。

 

お気に入りのおもちゃ1位〜5位までをジャンル分け。そうして生まれた5位のおもちゃは「あまり使うこともないと思うから、とりあえずこの紙袋に入れておこうね」などと声をかけて、おもちゃ収納とは別の場所にストックしておきましょう。

その後、忘れたころ・成長したころに再びお子さんに捨てても良いか確認をして、OKであればサヨナラをしてください。

 

おもちゃ収納の基本②「片付けやすさ」を優先!

 

おもちゃの収納方法を考えるにあたって、つい、見栄えやインテリアばかりに意識を向けてしまう人も、少なくありません。

お子さんのおもちゃの片付けを促したいのであれば、見た目よりも「片付けやすさ」を優先しましょう。

おもちゃ収納は手が届く範囲まで

たとえば、空間を上手に活用しようとして、おもちゃ収納を縦に積み上げてしまった場合。上の方は子どもでは手が届かず、片付けがしにくいかもしれません。

奥行きがありすぎるのも同様です。奥の方まで物が取り出せず入れられず、手前ばかりがごちゃついてしまう、なんてことも。

おもちゃの収納は、子どもの手が届く範囲までにとどめておくと良いですよ。

収納ケースを重ねない

 

収納ケースを重ねて置くのも避けたほうが無難です。下の段のケースが取り出しにくいため、片付けを億劫に感じてしまいます。

どうしても重ねる場合は、ラックやワゴンを用いて、ケースとケースの間に隙間を作りましょう。

また、棚とケースの上部は10cm以上あけるのがおすすめ。おもちゃが山盛りになってもケースを元の位置に戻せ、また、ケースを取り出さずにおもちゃを上から片付けられます。

収納ケースはアクションが少ないものが◎

蓋付きや引き出しを開けないといけないものなどは、収納にワンアクションが必要になるため、子どもにとっては手間です。おもちゃの収納ケースは、なるべくしまうまでのアクションが少ないものを選びましょう。

おもちゃの収納はざっくり分類!

 

このおもちゃはここの箱、レゴは色ごとにわけて収納ケースへ……なんて親がしっかり区分け計算をしても、子どもがきっちり守れることって少ないですよね。

ルールが細かすぎると、子どもは片付けが嫌いになってしまうかも。そのため、おもちゃ収納の分類は、ざっくりでOKです。

「のりもの系」「ブロック系」「お人形系」など、3〜5種類くらいに分けてぽいぽいっと放り込めるシステムを作りましょう。

片付けに「楽しさ」を加えよう

 

おもちゃの収納方法を工夫しても、子どもの気分が乗らないと、片付けに前向きになってくれることは少ないでしょう。

そこでおすすめなのが、おもちゃの片付けにも遊びの要素を加える方法です。

「誰が1番多くおもちゃをしまえるかな?よーいどん!」

「宅配便屋さんごっこをやろう!おもちゃ箱の中で待っている仲間たちに、外に出かけたおもちゃたちをお届けしてあげてください」

「おかたづけが終わったら、お母さんとお菓子を食べよう」

など、片付けが楽しくなれる声かけをしてあげてください。毎回同じだとお子さんも飽きてしまうので、5パターンくらいを用意して、日替わりで活用すると良いですよ。

見た目にこだわるならとことん見せない収納を!

 

おもちゃ収納がインテリアのイメージを崩してしまうのを避けたい方は、おもちゃの収納には「見せない収納」を選びましょう。

たとえば小上がり和室の引き出し部分をおもちゃ収納にしたり、押入れの中におもちゃ収納スペースを作ったり。

家に埋め込まれている収納スペースを使うことで、おもちゃの存在が見えにくくなり、おもちゃ棚といった収納用の家具を部屋に置く必要がなくなるため、家を広く使えます。

おもちゃの収納を工夫してみよう!

 

子どもが進んでおもちゃを片付けるようになるには、おもちゃの収納方法に工夫が必要です。収納スペースを上手に活かしつつ、お子さんが片付けに前向きになれるよう、ご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

スマリブでは、お子さんのおもちゃ収納を解決するリフォームや家づくりなども、お手伝いしております。ぜひお子さんのおもちゃ問題でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。